「混沌」

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秀悟らが道場にいる頃、保健室。 「よし…だいたい使えそうなのはものは集めた…っと…」 テーブルの上には救急キット、薬品を積んだカバンが置いてあった。 「あとは、秀悟舘が戻ってくるのを待てばいいってことね」 「そうだ…!?」 肯定しかけるが、弥彦が突如、しっ! というポーズをとる。 「ゴゴゴゴゴ…」 「キャー!地震!?」 「ベッドの下へ!」 二人はベッドの下へ潜る。 「なんでこんな面倒な時に!!」 「俺に聞くなよ…きっと神様の仕業だよ!」 「アホなこと言ってないで、どうにかしてよ!」 「できるかよ!!」 なんて言い争ってると地震が収まる。 「ふぅ…収まったか…」 「…今日は一体どうなっているのよ」 なんて呟いていると… 「ドンドンドン!!」 「ちっ、お次は奴等かよ…」 ゾンビが保健室のドアを叩いていたようだ。
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