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「グォォォォ!」
熊らしき生物が進の肩に噛みつく。
「グァァァァ!」
あまりの痛みに声をあげる進。
「くっ…せめて…」
力を振り絞り、腰にさしてあるサバイバルナイフを手に取り、勢いよく目に向けて刺した。
「ギュゥァァァゥ!」
奇っ怪な叫び声をあげ熊らしき生物が暴れる。
勢いで進を離した熊らしき生物が悶えている。
「ハァハァ…あと少し」
這いずりながら、散弾銃に手を伸ばそうとする。
「グブォォギャァァァ!」
だが、暴れた熊らしき生物の鋭い爪が進の後頭部を直撃する。
「ウ…アッ…」
後頭部が丸ごと削れ、脳髄が飛び出し進は息絶えた。
そして、熊らしき生物は何事もなかったかのように森の中へと消えていった。
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