「対峙」

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「待てよ…たしかに外皮は硬いが中身はどうだろうか?やってみる価値はありそうだ」 1つの考えが浮かんだ秀悟は閃光弾と塩酸ビンを取り出し、黎子の元へ駆けつけた。 「ぐっ…不覚だ…」 叩きつけられた黎子は薙刀に手を伸ばす。 「グギュルルルル…」 巨大ミミズが近づいてきている。 「あと…少し」 薙刀に出が伸び、掴むと同時に巨大ミミズが歯だらけの口を開き、黎子を飲み込もうとした。が。 「そりゃ!!」 間一髪、黎子は薙刀の後ろに付けていたナイフを巨大ミミズの舌にらしきとこへ突き刺す。 「ヌビョォォウン!」 悶える巨大ミミズだったが、それでも黎子を補食しようとしていた。 「…さて、どちらが先にくたばるか力比べだ。ミミズ野郎め!」 力を振り絞り黎子は薙刀をおしつける。
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