「安息」

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同時刻 嵐川家 露天風呂 「ふぅ…ようやく一息つけるって感じ…」 春菜はお湯につかり安堵の表情を見せる。 「…そうだな。戦いばかりだったし、パニックの連続だったもんな」 隣には黎子が頭にタオルを乗せてのんびりとしている。 「みなさんすごいです…私、何も役に立たなくて…」 華江が申し訳なさそうに呟く。 「そんなことない。閃光弾がなければあのミミズの怪物を倒せなかった。それだけでも十分活躍してるよ!」 フォローする黎子。 「そうよ。華江。もっと自信もって!」 「あ、ありがとうございます…」 華江がにっこりと笑いながら礼を言う。
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