「安息」

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「…ふんふん♪」 鼻唄を歌いながら春菜が身体を洗う。 「あの、大津先輩ってスタイルいいですよね…胸も大きいし…」 華江がモジモジしながら話す。 「そんなことないよ。お腹に少しお肉ついちゃってるし…私なんかより黎子の方がいいプロポーションしてるよ!」 二人は黎子の方を見つめる。 「ん?どうした?」 二人の視線に気づいた黎子が呟く。 「せ、先輩って…」 「いい身体してるよね♪」 二人とも獣みたいな目で黎子を見つめる。 「ちょ、なんだよ。二人とも…恥ずかしいではないか…」 二人にマジマジと見られて照れる黎子。 「お背中流しますよ♪」 華江がニコニコしながら近づく。 「胸とかもこってるんじゃないですか?」 春菜がゆっくりと両手を伸ばす。 「…ちょ…そこ…ンッッ」 春菜に胸を揉まれる黎子。 「あ、先輩って以外と可愛い声出すんですね」 天然だが少しSな発言をする華江。 「ち、ちがう…ヤンッ…」 「うひゃ、私のよりハリがあって揉みごたえある。柔らかさだけしか勝てなーい」 揉み続けていると、後ろから自分の胸にも手が当てられる。 「先輩だけズルい…ですよ」 春菜の胸を揉む華江。 「ヒャンッ!」 唐突なことで驚く春菜。 「大津先輩だって可愛いですよぉ」 「…華江、そんなキャラだったか、お前?」 はんば呆れながらも華江に聞く。 「え?だっておっぱい、いいじゃないですか!嵐川先輩も揉んでみてくださいよ!大津先輩の柔らかいですよ!」 「ちょ…華江ぇ…」 顔を真っ赤にする春菜。 「…やられたら、やり返す。倍返しだ…」 黎子の手が春菜の胸にゆっくりと伸びてくる。 「ちょ、それって半○直○ですかっ!んっ…アッ!」 こうして、春菜が二人にチョメチョメされているころ、屋根の上からその様子を伺う二人の視線があった。
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