「安息」

19/22
前へ
/365ページ
次へ
午後11時20分 「では、私はそろそろ寝ようと思う。華江と春菜は隣の部屋を使ってくれ。では、明日も…おやすみ」 黎子がそう言い残すと下にある自室へ向かった。 「フゥ…私もそろそろ眠たくなってきましたぁ…大津先輩、行きましょ…」 「そうね。秀悟、弥彦を頼んだよ」 「ま、のびてるだろうし夜這いされる心配はないだろうよ」 笑いながら秀悟が返す。 「もうっ!!…秀悟、おやすみ…」 「おやすみ。春菜」 春菜と華江が隣の部屋へ移動する。 「…俺らはこの先どうなるんだろうな」 壁に立て掛けてある日本刀を見ながら秀悟はぼそりと呟いた。
/365ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加