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午後11時20分
「では、私はそろそろ寝ようと思う。華江と春菜は隣の部屋を使ってくれ。では、明日も…おやすみ」
黎子がそう言い残すと下にある自室へ向かった。
「フゥ…私もそろそろ眠たくなってきましたぁ…大津先輩、行きましょ…」
「そうね。秀悟、弥彦を頼んだよ」
「ま、のびてるだろうし夜這いされる心配はないだろうよ」
笑いながら秀悟が返す。
「もうっ!!…秀悟、おやすみ…」
「おやすみ。春菜」
春菜と華江が隣の部屋へ移動する。
「…俺らはこの先どうなるんだろうな」
壁に立て掛けてある日本刀を見ながら秀悟はぼそりと呟いた。
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