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毒味と称した婚前パーティー
ワインセラーに火のついたマッチを投げ入れる
僕らパラノイア
気付かれないように鞘を抜いて
刃の向きを定めあぐねている
許される機会を待ちながら
高貴で数奇な運命を
大事に抱えられるのはひとつだけ
大切なものはいつも
近くて 遠くて 見えにくい
もしも
この世界に意味があるのなら
誰にでも生きる価値があって
もしも
この世界に愛があるのなら
誰にでも生きる意味があるんだ
愛だって意味だって
ちゃんとそばにあるよ
だから 生きて
少しでも 生きて
君が残した何かなら
きっと誰かが見つけてくれる
僕は何かを残せるかい?
そう虚空に問い掛けて
何処かの誰かとキスをする
すれ違っただけの人たちに
さよならを言う機会を
いつだって
いつまでだって
待っているから
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