3人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺はこの目で見たんだ。ホッピーが本当のこと言えば今ならデコピン3発でゆるす!!」
谷口くんは俺に対して妥協案を出してくる。ただ、谷口くんのデコピンはマジで痛い。例えるなら、、、俺のボキャブラリーではその痛みをどう伝えればよいかわからない。とにかく痛いんだよ!!
「星くんはそういうことしない。私、信じるよ。」
つくねさんが急に話に入ってきた。正直空気読めないやつだなと思ってしまった。ただ入学式のあの事件せいでまともに話せない俺はスルーすることを選択した。そうしていると、またつくねさんが喋りだした。
「星くん。そんなことしないよね?」
とても綺麗な眼差しで俺を見つめてくる。俺が本当にやっていたら、罪悪感に苛まれ自白することだろう。だが、本当に菓子パンを盗っていない。
「俺はやってない!犯人ならもうわかっている。」
俺は犯人がわかっている。この言葉に嘘偽りはない。ただ動機がわからない。今の俺って名探偵コ●ンみたいじゃないか?と今思っている。
「今ならデコピン3発で済むぜ。颯斗。俺と颯斗を間違えたのは身長とか髪型が少し似てるから、だろ?更に言えば日頃の行いの悪さかな。ただ颯斗の動機がわからない。」
色々あった結果、俺は日頃の悪さのせいでデコピンされてしまった。
それでも俺はやってない!!
最初のコメントを投稿しよう!