secondstory プロローグ

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[secondstory]vol.11 楽曲も出来上がってきた もう一度自分がやりたい音楽を突き詰めてみた 世の中には数え切れない程の楽曲がある中でおれはどんな事をやっていきたいのか、何を伝え、何を残したいのか真剣に考えてみた バンドマンと話してると凄いコアなバンドの話しになったりすると自分はそこまでrockに特化した人生ではなかったんだなと思うこともある レッチリ、リンキン、オアシスそしてビートルズ どれもみんなが知ってるバンドの曲を聞いてきた それに加えダンスミュージックにもハマってた よく聞かれる よりの音楽のルーツってなに? …なんだろ? 答えは出ない その時々で好きな音楽を聞いてきた 洋服だって好きなブランドはなく、いつだって「いいな」と思ったものを買ってきた 店に入って1分もしないで決めることもある 好きな音楽が決まってないとブレてるって言うのかなと不思議にも思っていた 結局一方向の音楽しか聞いてなかったら、自分らが昔からやっていた音楽だとしても~系、~っぽいよね と言われるだけじゃないかなって思ってしまう 曲が生まれる時最初にメロディがパッと浮かんできて曲作りを始める それはおれが今まで聞いてきた曲が糧となって浮かんでくるものだと思う アイドルをやってきたから作れる曲だってある 自分らしい音楽 今ならすぐ答えられる 歩んできた人生の中で培ってきたものがおれのルーツだと それがいつの日か誰にも真似出来ない新しいジャンルを生むくらい突き詰めたいと思ってる 自分の人生は自分しか体験出来ないのだから 今後のこのバンドの音楽として一番重要視してることがある それは「歌詞」 いい音(メロ)の上に乗る歌詞があるから人は奮起したり、慰められたり、感動したり、時には涙さえも流す 音楽がない世界はどんなにつまらないんだろう、と思うけど 言葉がない世界はもっとつまらないんじゃないか、とも思う 使い方によっては相手を傷つけ、凶器にもなってしまう諸刃の剣だが言葉がない世界ってのは感情もない世界な気がする もし仮に心があったとしても伝える言葉がないからもっと攻撃的になってたんじゃないかって思う そう考えると人って不思議 全てが理に叶ってる気がしてくる 本当にいるなら創った神様は凄い 人がいいように解釈してるだけかもしれないけど
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