secondstory プロローグ

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[secondstory] vol.4 彼と出会ったのは3年以上も前だったかな とあるよく行くカフェでおれが知り合いと話してたら「より、紹介したい奴がいるんだよ」 とマスターに呼ばれそこにはおれより小柄なイケメン君がいた しっかり挨拶が出来ててすごい好印象な人 でもその彼とはその子のことではなく、その子の後ろに隠れてた人 最初の第一印象はあまり良くない 見た目は前にいた子と変わらない、それ以上に整った顔をしてたが恥ずかしそうにチラッとこちらを見ながらの挨拶 挨拶は昔から大事にしろと親から言われて来たがここまで挨拶が下手な人は初めて見たくらいだった 少しだけ仕事の話しとかたわいもない日常的な会話をして自分は席に戻った 初めての出会いはこれだけ 衝撃的な出会いとかじゃなく挨拶程度 それから半年くらいは経ってからたまたま会った 正直本当に半年後なのかも覚えてない でも彼とはそこから急接近した 初めて会った時とは打って変わって別人のように「よりさん!」と言いながら歩み寄って来た 一瞬誰だかわからなかったが目の前に来た時に[あの時後ろにいた彼か]と気付いた 話し方も愛着があり子犬みたいに人懐こい 初めて会った時とは真逆の好青年だった 彼曰く極度の人見知りらしい それから何回かご飯にも行くようになったけど彼をバンドに誘おうなんて微塵にも思っていなかった そんなある時彼から一通のメールがきた 彼の仕事の話で僕こんなの作ってますってメールと一緒に送られてきた画像がスカルをモチーフにしたグラフィックだった ものすごい繊細で色鮮やかで迫力のあるスカルのグラフィック ここでガラッと彼への見方が変わっていった センスはあるが内気で人付き合いが苦手、自分のやりたいことがあるのになにかと言い訳をつけて反発して逃げ道を作る だけど音楽が大好きでDJもたまに回してるという こーゆー奴はたくさんいるがなぜか彼に対しては「勿体無い」と思った こんな立場の自分が言うのもなんだが救ってあげたい、一緒に登って行きたいとその時強く思った それから彼とは頻繁に連絡をとるようになりとうとう自分の考えてる道、目指してる道を語り始めた
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