secondstory プロローグ

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[secondstory]vol.5 後半 人は何か新しいことをやるには[リスク]が必ず必要になってくる それは今まであるもの、当たり前だったものが当たり前じゃなくなってくる恐怖 その恐怖は一言じゃ計り知れないと思う 自分で決断しなければならないし人のせいにも出来ない 勝つ想像は大体誰でも出来るがそれだけではなく負ける覚悟さえもしなければならない でもそのリスクを冒さなければきっと未来は変えれないだろう もし今の自分に満足していないのならどこかでリスクを冒して男なら勝負をしなければならない時がくるのだ Tにその覚悟があるかと言うとまだ分からない ある人にこう言われたことがあった より君が本気でバンドやりたいならTはそういうタイプではないよ、向いてないよ。と そうかな?と普通に返したが内心はイラっとしたし悔しかった 彼自身もものすごく悔しがっていたがその反骨精神で見返してやろうぜと話した そこでまたTとの絆が深まったのも事実だった でもその人の言っていたことは半分あっていた あれから何度も語り合い、打ち合わせをし、曲も聞かせてきた けどTは 足を引っ張ってしまうかもしれないからもしアレだったら外してもらっても… そんな事を言い始めた 一度やると決めたことなのに、覚悟を決めたはずなのに おれはそれが許せなかった 結局人に言われた事が当たったじゃないか、悔しくないの? ここで逃げたらこれまでの逃げる人生から逃げられないよ 踏ん張ってみな 音楽がやりたくないなら別だけどそんな理由では見捨てないから そう伝えたが彼にどれだけ伝わってるか正直わからない 幕が開いたとき彼がメンバーとしてステージに立ってるのか、今はおれにも誰にも分からない それは彼が覚悟を決めた時にきっと答えが出るはずだから
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