secondstory プロローグ

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[secondstory] vol.6 前編 ソーシャルネットワーク こんな映画を昔に見たことがあった でも自分とソーシャルネットワークは無縁のものだった まず私生活を他の人に見てもらうという感覚がとてもじゃないけど自分の考えの中になかった 例えば自分が毎日やってること、努力していること これはすごい昭和的な考えかもしれないけど自分以外の人には見せずにやるものだと思っていたから ずっと中学、高校とバスケ漬けの毎日で部活から帰ってきてはご飯を食べ、また学校に行ってバスケをやっていた 職員室の電気が切れたら外灯など全くなく、真っ暗のなかでボールの音だけが響きわたっていた 時に見回りに来るお巡りさんに帰りなさいと何度も怒られた事もあった そういう姿ってのは人には見られたくないものでもあった 明日にはこんな事が出来てて驚かしてやろう そんな気持ちがあった気がする しかし最近の世の中はそれとは逆な気がする それはソーシャルネットワーク、ITが発展してからいろんな人にいろんな情報を共有出来るようになってった 自分が今何をしてるか、どこにいるか、一瞬で人に伝えられる手段がある 禊としての一年だったが心配してくれてたファンがいる そんな情報も親父、友人、仲間達から聞いていた そんなみんなのためには自分が今どこにいて何をしててどんな事を目指してるのか伝える必要があったし、おれ自身伝えたかった しっかりとした覚悟を決めたから 仲間に相談した 原始人みたいで恥ずかしいけどどうやって始めたらいいのか何をしたらどうなるのか等詳しく聞いた 今までブログなどやったことがなくステージやTVなどでしか物事を伝えてこなかったから、理解はしてもらえないだろうけど自分の携帯で文字としてそして自分の画像をファンに伝えるのが不思議な感覚だった そして自分の誕生日当日 とうとうTwitterを始めた 何時間言葉を考えたか覚えてない 少なからず打ち始めた時は部屋の明かりは点けておらず太陽の光で携帯に文字を打ち込んでいた その間何度も武者震いなのかなんなのかよく分からないけど寒気もして震えてた 他の人からしたらただTweetするだけでとか思われるかもしれないけど本当に怖かった きっと忘れた人もいるだろうし、きっと中傷的な事も言われるだろう 歓迎されるとは思ってない でも伝えなければ自分自身も前に進めなかった
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