愛無き関係

2/17
前へ
/820ページ
次へ
楽詩「おい、お前。 とにかく臭い。 臭すぎる。 まずは風呂に入ってもらうぞ?」 ??「………。」 楽詩は冷たくそう言い放つが、少女は相変わらず虚ろな瞳で楽詩を眺めるばかりだ 楽詩「っ! 早くしろ、あそこが風呂場だ…。 俺は、愚図は嫌いなんだよ…。 それともここから追い出されたいのか…?」 ??「………。」 楽詩が更にそう促しても、少女は反応を示さない… 楽詩「まさか…? 言葉が通じていないのか…? チッ…! 面倒な…! 仕方無い…。 ほら、コッチだ…!」 楽詩はしゃがみこんでいた少女の手首を掴むと、浴室へと引っ張っていった 彼女の身体からの悪臭に顔をしかめながら…
/820ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1778人が本棚に入れています
本棚に追加