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少年の名は『四季楽詞』(シキ・ガクシ)
17歳、A型で現在はアパートに1人で暮らしている
他県に両親と妹が出張の為に引っ越したが、楽詞だけは馴染みの地元から離れたくないと有り体な理由(嘘)を付けてこの街に留まっている
別に、こんな平凡な街に思い入れも執着も皆無ではあったが、単に引っ越しが面倒臭かったのと早く家族から離れて一人暮らしがしたくてこの選択をしたのが本当の所ではあるが…
親からの仕送りをアテにして、自分はバイトもせずに毎日をブラブラと適当に過ごしていた
当然、親の目が届かないのもあり、今みたく高校はサボりまくりのズサンな生活を送っていた
楽詞は所謂フツメンだ
身長も168cmと大して高い訳でもない
性格はかなりひねくれていて、リア充な奴等(幸せそうな人達ね?)に妬みや僻みを抱いている卑屈な男子だった
女子に好かれた事なんて、今までの人生で一度も無いと断言できる
楽詩「チッ!
ツマンねぇな…!」
楽詞は苛々しながらポケットの中に小銭があるのを確認すると、普段から行き付けのゲーセンへと足を運んだ
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