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制服姿で倒れてる私は高校2年生だ。
もとき実業高等学校2年生
学校はサボってる。
家族は父…もといクソジジイと、兄貴。
母は離婚の為、一緒に住んでおらず。
そして今
たった今
私はケンカに負けた。
相手は男。
違う学校の男。
ケンカ売って
ボコボコにされて
負けた。
かなり厳つい風貌の男だった。
見るからに強そうな。
全く知らない男。
そいつに向かって全力でドロップキックをかけたのが始まり。
「……っ……ぅあ…っ…苦しい…っ…」
腹を殴られたせいで呼吸が整わない。
もちろん激痛。
制服が土と血で汚れてる。
顔や腕には痣。
鼻血も出てる。
「ちきしょ……女だからって…なめやがって…っ…カスが…」
負けたことに腹が立ってるわけじゃない
手加減されたことに腹が立っている。
『男だったら殺してるところだった』と、ツバ吐き垂れながら呟いて消えて行った。
ムカつく。
もっと…殺す気で来て欲しかったのに…。
「……学校…行こ…」
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