第1話

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「なに? あの青い球みたいなの……」 遠い空に浮いている謎の青い球。 私はただ見つめるしかなかった。 球はどんどんコッチに向かってることに気付いた。 ものスゴいスピードだ。 近くまで来るのに3秒も掛からないほど、一瞬で私の元に迫ってきた。 そしてその時になって気付いたが、その青い球はものすごく大きかった。 私を包まんとするばかりに大きい、巨大な青い球。 「Σひっ…!!!」 私は猛スピードで迫ってきた青い球に驚き、その場でしゃがみこんだ。 青い球が丁度真上を通過し、その場から遠くへ離れて行く。 「…なっ…何なのよっ…一体…っ」 通り過ぎた青い球を再び眺める私。 何が何だか分からなかった。 なんなのこれ…なんでこっち向かってきたのよあの青い球…なんか恨み?…通り魔? もうなんにせよこんなオカルトみたいな体験イヤだ。 早く帰ろうっ…。 私は落としたスイカバーに構うことなくココから早く離れる為立ち上がり、再び家に向かおうとした。 その瞬間 今度は大きな赤い球が猛スピードで私の元へ飛んできて 私は その赤い球にぶつかった。
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