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けれど、どんなに
和成さんが認めたくなくても
これが現実なのだ。
「だから…
それに気づいた琉惺は、
嫌がる絵里さんを
無理やりにでもご実家から
連れ出すしかなかった。
絵里さんの気持ちが
分かっていても…
彼は彼なりに絵里さんを
守ってあげたかったんだと
私は思います」
「ちょ…待ってよ。
八神君がした事は
絵里を監禁して
ボロボロになるまで
抱き続けたあげくに
絵里を死にたくなるまで
追い詰めて…
最後はボロ雑巾みたいに
捨てたんだよ?」
────違う。
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