壊れた時間

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バスタブのふちに 導かれた私の右足。 両手で広げた真ん中に 琉惺の舌先が躍り出す。 つま先から頭のてっぺんまで 一気に走り出した快楽に 堪え切れずに声を漏らしても 全てはシャワーの音で かき消されて行く。 ねぇ見て、秋人。 私だってこんなにも… あなた以外の身体に 執着するし溺れてしまうの。 だから…私はあなたを 責めたりなんかしない。
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