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私はまた年をとった
もう千年をすぎると自分がいくつかわからないときがある
それに比べて人は100年も生きられない...儚い種族だと思う
彼らが知っていて私が知らないことなど無いと思っていた
*回想はいりまーす(`・ω・´)*
小さい頃から周りの妖怪達は私を畏れ近づかなかった
母は私達を産むのと引き換えに亡くなったと聞いた
私の周りは父親しかいなかった
親戚もおらず 能力のせいで誰一人私達親子となかよくなろうとするものはいなかった
ある日森で遊んで(迷って)居るとエルフにあった
「てめぇはだれだ ここの者じゃねぇな」
今まで遠巻きに陰口を聞いたことはよくあったが話しかけられたのは父親以外初めてだった
か「わ 私はカルディア ヴァールハイト・カルディアだ!」
少し語尾が強くなってしまったかも知れないが仕方がない
他人と話したことが無いのだ
「ふーん カルディア...ここに何のようだ?(珍しい名前だな)」
同じ年くらいのエルフの少年は敵意を出しながらきいてきた
か「いや 用はないんだ...ただ迷った」
「...さっさと帰れよ(妖怪とはいえ女だし途中まで送ってやるか)ついて来い」
...あれ?なんか勘違いしてる気が
か「いや あの私は...」
「良いから黙って来い」
睨まれ怖くなった私は黙ってしまった
「(ったく一人になろうと思ってあの場所いったのに...めんどくせー)」
どうやら迷惑をかけたようだ
か「...なんであなたは私を助けてくれるんですか?」
「暇つぶし(ほったらかしてのたれ死なれても困る)」
この人は口は悪いけど優しい人なんだ
しばらく歩くと見慣れた風景が見えた
そうだ感謝の 言葉を述べないと
か「...ありがとう」
「お礼言われるようなことは何もしてねぇよ」
か「でも助けてくれた」
「勝手に感謝してろ」
そういってまた山の中に帰って行く少年...あ 名前を聞き忘れた
か「名前はなんていうの?」
る「...ルゥ・パーレ」
これがルゥとの出会い
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