居酒屋まるの花見狂想曲

「そうと決まったら！開花予想から日取りを決めて、場所取りさせないとね。」

させるって、誰にさせるつもりなんだろう。

「てことで、決定ね！いいでしょ、泉実ちゃん。」

この段階で、反対してもいいのか、珠美さん。

「・・・せめて、前々日までにメンバーを教えていただけますか。皆さん、お好みの料理がおありみたいですんで。」

俺に言えるのは、そんなとこだ。

反対しても、きっと実行される。

あのクリスマスパーティーのにぎわいというか、混沌というか・・・

すごかったからな。

あれも、珠美さんが計画して、会費もばっちり回収していたような・・・

さすが、バリバリのキャリアウーマンだけのことはある。