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僕は最近変だ。それを今日はより色濃く感じる。
カイトと一緒の帰り道、僕は友人の話をしていた。
「あのね、アユムくんに彼女が出来たんだよ。いいよねえ」
「…へえ」
僕は今日した話を思い出す。キスをしたいと言った友人は、まず手を繋いでデートするんだろうか。
僕は想像してみた。好きな人と手を繋いで、色々なところに行くのを。でも何故だか、彼女が欲しいと思えなかった。
「僕、カイトくんと付き合いたいなあ」
それは、あまりに自然な感情すぎて、ポロっと口から漏れたのだ。
「は?」
「え?」
僕らはお互いに顔を見合わせて驚いていた。
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