0人が本棚に入れています
本棚に追加
優真さん……!
「あ、兄貴!ななな、なんで!?」
「……分かんないけど、急に視界が眩んで、気付いたらここに…」
そう言って兄貴は笑う。
俺も似たような状況でここに来たなぁ。
「そ、そっか!でも、よかった、兄貴、兄貴ぃ!」
わああぁぁあ!! と兄貴にしがみつく。
ずっと会いたかった、やっと会えた。
「なあなあ、聞いてくれよ!兄貴」
「どうしたの、マオ」
「あのな、あのな。…………ん?」
「マオ?言わないの?」
「いや…………あの」
あれ、なんだろうこの違和感。コイツ、兄貴じゃない…?
最初のコメントを投稿しよう!