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「……マオ?」
「………なあ、兄貴」
「なに?」
「あの、さ……誰、かな?アンタ……」
「?、俺か?俺は優真だよ。貴方の兄のね」
「………そ、そう言うけどさ…兄貴とは、なんか違うかなぁって…ていうか、違うんだよ、全然。お前は誰だ?」
その瞬間、優真の姿をしていた何かが光を放った。
「驚きました、貴方なら違うと分かっても言わないと思っていました。…合格です、戻りなさい」
「……そう、それだよ。兄貴は俺に対しても敬語。お前みたいにタメ口なんか利かないよ」
「ふふ、そうでしたか。随分他人行儀なお兄様ですね」
「まあな!」
そこまで話したところで目を開けていられなくなり、目を瞑る。次に目を開けたとき、インドラたちのところに戻っていた。
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