第12章 59話 インドラ

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「……んで?ウルカはどんな風に仕上げてくれたんだ?」 「これよ」 そう言ってブレスレットを見せる。 「ほう?随分愛らしくなったなぁ。中には何が入ってた?」 「フラワシだわ」 「フラワシ?……へぇ、アイツか……俺あんま好きじゃねぇ。くっそ生意気なんだよなぁ、力もねぇくせに」 「全力で同意するわ」 だよな? と何故かまたこの2人は同意し合い、熱く握手を交わした。 「ほら、フラワシ、出てきなさい」 「……け、結晶からこんにちは。フラワシなのですよ…」 「あら、元気ないわね?」 いつもの憎たらしさは失せ、なぜかしおらしい感じになっていた。 「フラワシは、インドラ様が苦手ですよ……」 「なのに俺の神核結晶に入ってるのか。変な奴」 「……傲慢な所が苦手なのですよ」 「俺はお前の生意気な主を敬わないところが大嫌いだ」
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