0人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「……んで?ウルカはどんな風に仕上げてくれたんだ?」
「これよ」
そう言ってブレスレットを見せる。
「ほう?随分愛らしくなったなぁ。中には何が入ってた?」
「フラワシだわ」
「フラワシ?……へぇ、アイツか……俺あんま好きじゃねぇ。くっそ生意気なんだよなぁ、力もねぇくせに」
「全力で同意するわ」
だよな? と何故かまたこの2人は同意し合い、熱く握手を交わした。
「ほら、フラワシ、出てきなさい」
「……け、結晶からこんにちは。フラワシなのですよ…」
「あら、元気ないわね?」
いつもの憎たらしさは失せ、なぜかしおらしい感じになっていた。
「フラワシは、インドラ様が苦手ですよ……」
「なのに俺の神核結晶に入ってるのか。変な奴」
「……傲慢な所が苦手なのですよ」
「俺はお前の生意気な主を敬わないところが大嫌いだ」
最初のコメントを投稿しよう!