60話 インドラの試練

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「………?」 辺りを見回すが真っ暗で何も見えない。 「おい、リンちゃん?インドラ?エア?どこだ?」 呼んでみるが返事がない。 ゾワリと寒気がする。 ここには俺しかいないのか? 「お…おい、リンちゃん!インドラ!どこだよ!」 あてもなく歩き回ってみる。無機質な何もない。 歩いていても何もない。 「おい、居るんだろ?黙ってないでなんか言ってくれよ……」 だんだん寂しくなってきた。声にも泣きが入ってきたとき、ふと後ろから声が聞こえた。 「マオ、ここに居たんですか」 「あっ………!?」
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