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私は上半身を起こした。
『お、お、おぉおお!』
訛りの激しい男がいちいち過剰反応を示す。
『お体は大丈夫ですか?どこか痛むところはありませんか?』
女のように白い肌で、綺麗な長髪の男が私を気遣う。
『………。』
『あっはっはっは!おまん、嫌われちょるぜよ!』
『あら…。それは残念ですね。』
無言の私をよそに訛り男と長髪男は会話をしている。
『武市!夕餉(ゆうげ)の支度をさせろ!軍鶏じゃ!今日は軍鶏じゃ!』
訛り男は何やらご機嫌のようだ。
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