卒業

2/7
前へ
/18ページ
次へ
少年が目を覚ますとそこは見知らぬ場所だった。 (ここは…?確かあの時気を失って…) 少年はベットに寝かされていた。 (誰か呼んだ方がいいのかな…) 少年が考えているとドアが空いた。 「あっ!目が覚めたんだ。よかった」 入ってきたのは少女だった。 「君はあの時の?」 「そうよ。あの時は助けてくれてありがとう。あのままだったら危なかったわ」 少女は笑いながらお礼を言ってきた。 「あの。ここはどこ?」 「ここは保健室よ。怪我をしていたから運んだの」 (確かに言われてみれば保健室だな) 少年は部屋を見渡す。 「ちょっと待ってて。今ドクターを呼んでくるから」 少女はそう言って部屋を出て行った。 ▽ しばらくすると少女が白衣を着た女性を連れて戻ってきた。 女性は灰色の髪に抜群のプロポーション。そして優しそうな美しい顔をしていた。 (綺麗な人だな…) 少年が見とれていると女性が話し始めた。 「とりあえず服を脱いで」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加