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「えっ!?」
突然の女性の発言に少年は驚く。
「ちょっとドクター!ちゃんと説明しないと」
ドクターと呼ばれた女性に少女が詰め寄る。
「すまない。説明するよ。私の名前は藤堂麗花(とうどうれいか)。この学園の保険医だ。みんなはドクターと呼んでいる。よろしく」
そう言って手を差し出してきた女性の手を握り返す。
「こちらこそ。ところで何でいきなり服を脱げと言ったんですか?」
説明を終えた女性に少年が尋ねる。
「今すぐ体を検査しようと思ってな。後遺症がないかなどを調べるんだ」
「なるほど…」
「ドクターはいつも説明が少ないのよ…」
少女がため息をついた。
▽
「うん。問題なさそうだな」
「ありがとうこざいます」
少年は服を着直しながらお礼を言う。
「じゃあ、もう一つの検査をするか」
「そうね」
服を着終わると少女とドクターが何か話している。
「まだ検査があるんですか?」
「ああ、どちらかと言うとそちらが本題だ」
「えっ?」
少年が驚く。
「いいか。落ち着いて聞くんだ」
ドクターが深妙な顔になる。
「君は…。女になってしまったんだ!」
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