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「え~~~!!」
ドクターの衝撃的な発言に少年が驚く。
「ちょっとドクター!」
少女がドクターに詰め寄る。
「すまん。ジョークだ」
「もう!ドクターは真面目な顔で言うから冗談に聞こえないのよ…」
(びっくりした…)
少年はホッとしてため息をついた。
「さて、本題に入ろうか」
ドクターが立ち上がる。
「とりあえず着いてきてくれ」
そう言ってドクターが歩き出す。
「立てる?」
「ああ」
少女の助けを借りて少年も立ちあがった。
▽
ドクターについて行くとそこは体育館のような広い場所だった。
「ここは?」
「見ての通り体育館だが」
ドクターは首を傾げる。
「ここは高校なのよ」
少年の疑問に少女が答える。
「ここで一体何を調べるんですか?」
「それは君に超能力があるかどうかを調べるんだ」
そう言ってドクターは水晶のようなものを取り出す。
「これは超能力の有無を調べる物だ。とりあえず握ってくれ」
「わかりました」
少年はそれを握った。
「自分の中に力がある気がしないか?」
「いや、特に」
水晶は何も反応しない。
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