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少年と少女は元居た保険医まで戻ってきた。
「とりあえず座って」
少女は部屋に会った椅子に座り少年も座るよう促す。
「ああ」
少年はベットに座った。
「いろいろ聞きたいことがあるんだけど…」
「わかった。質問形式で答えられる範囲で答えるわ」
「俺はどの位寝てたんだ?」
「3日ね。超能力に急に目覚めたから脳に負担が掛かたのよ」
「3日!」
突然少年が大声を上げる。
「いきなりどうしたの!?」
「卒業式終わっちゃったよ。ショックだ…。楽しみだったのに…」
落ち込み始めた少年に少女は少し引いている。
「はぁ…。大丈夫よ。あなたの学校の卒業式は延期になったのよ。あの日の屋上での戦いのせいでね」
「そうなの!?よかった…」
(こいつ…。変な奴ね…)
少女の中で少年の印象が変わった。
「他に聞きたいことはないの?そう言えば一応家に連絡しようとしたんだけど誰も出なくて」
「ああ、それはいいんだ。それよりもさっきの君が言ってたことについて聞きたいな」
「超能力とかについての説明を聞きたいってこと?」
「そうだね」
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