卒業

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▽ 少年と少女は元居た保険医まで戻ってきた。 「とりあえず座って」 少女は部屋に会った椅子に座り少年も座るよう促す。 「ああ」 少年はベットに座った。 「いろいろ聞きたいことがあるんだけど…」 「わかった。質問形式で答えられる範囲で答えるわ」 「俺はどの位寝てたんだ?」 「3日ね。超能力に急に目覚めたから脳に負担が掛かたのよ」 「3日!」 突然少年が大声を上げる。 「いきなりどうしたの!?」 「卒業式終わっちゃったよ。ショックだ…。楽しみだったのに…」 落ち込み始めた少年に少女は少し引いている。 「はぁ…。大丈夫よ。あなたの学校の卒業式は延期になったのよ。あの日の屋上での戦いのせいでね」 「そうなの!?よかった…」 (こいつ…。変な奴ね…) 少女の中で少年の印象が変わった。 「他に聞きたいことはないの?そう言えば一応家に連絡しようとしたんだけど誰も出なくて」 「ああ、それはいいんだ。それよりもさっきの君が言ってたことについて聞きたいな」 「超能力とかについての説明を聞きたいってこと?」 「そうだね」
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