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「私からは逃げられませんよ!」
男はそう叫びなから飛ばされて行った。
▽
「ふぅー」
男が飛ばされた方角を眺めていた少女はため息をつきながら尻餅を着く。
「何とかやり過ごせたわ…。これで、しばらくは追手は来ないはず。今の内に急がないと…」
少女は立ち上がると足を引きずりながら夜の森に消えて行った…。
▽
「やれやれ。結構遠くに飛ばされましたね。」
男は地面に着地すると周りを見渡した。
「でも…」
男は手元の機械を見て笑う。
「発信機を付けておいたので問題ありませんね」
男はシルクハットの位置を直しながらゆっくりと歩き出した。
▽
「綺麗な月だな…!」
同時刻一人の少年はベランダから空を見上げでいた。
「よし!月も綺麗だし散歩にでも行くか!」
少年は元気良くそう言うと家を飛び出して行った。
「学校に行こう!屋上からならもっと綺麗に見えるだろうし!」
そう言うと少年は学校に向かって行く。
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