第26話

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どこにいるのか心配ではあるが、透と一緒じゃないだけでホッとした。 やっぱり茜は俺を裏切ったりしない。 改めてそう確信した。 「そうか、いないならお前に用はないから」 『ちょっと待てよ』 切ろうとしたら、透が慌てた声を出した。 『いい加減諦めろって言っただろ。お前はもう茜ちゃんの手を離したんだから』 それを言われると辛いところだけど、やっぱり茜だけは譲れない。 「お前が何を企んでるかは知らないけど、俺たちはそんなことに惑わされたりしない」 .
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