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「ちょっと、千夏。いつまで喋ってたのよ」
かなりの時間私の携帯を持ったまま寝室に入っていた千夏がようやく出てきた。
その間にりんちゃんはミルクを飲んで、オムツを替えてもらったら眠ってしまった。
「だって吉岡さんずっと話中だったんだもん。きっと茜のこと探してどこかに電話してたんじゃないかな」
「どうだろう」
吉岡さんが私を探してくれていたら嬉しいけど、ちょっと自信がない。
「きっとすぐ来ると思うよ。住所教えておいたから」
「え、うそ!」
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