第26話

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「後でいい」 「じゃあ、お風呂。そう、疲れちゃったからお風呂沸かしましょうか」 「それも後でいい」 「えっと……」 「諦めろ」 「はい」 さっきから私の首の、赤い印がついているであろう場所を撫でる指にぞくぞくする。 どうはむかったって吉岡さんにはやっぱり敵わない。 明日の朝、きっとこの印は今以上に濃い色に変わっているはず。 .
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