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「気持ちはわかるけど、ちゃんと吉岡さんと話をするしかないんじゃない?」
「うん、それはわかってるんだけどね」
手を離したときの吉岡さんの顔が忘れられない。
この私の首についた赤い印。
これってどれくらいで消えるんだろう。
「吉岡さんは信じてるって言ってくれてるんでしょ」
「そうだけど……」
「あ~、もうじれったい。ちょっと携帯貸しなさい」
さっきから手に握りしめていた携帯を奪い取られた。
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