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目を開けると、白い天井が見える。
美空はベットの上で寝かせられていた。
(私、死んでない?……ここは何処なんだろう?)
まだ少し怠い体を起き上がらせ、周りを見回す。
(っ!!この人誰!?)
ベットに頭を乗せ寝ている、茶色の髪の男性が居る。
美空があたふたしていると、気配でその男性が起きたらしい。
「ふぁ~~~!…………ん?あ、起きたか。体の調子はどうだ?」
「えっと……、ちょっと体が怠いです……。」
そう言うと、男性が美空の額に手を伸ばしてきた。
「ん~、まだちょっと熱いな。食欲あるか?」
「少し……。」
男性がよしきたっ、のような笑顔で
「ちょっと、待っててな。今食べ物持って来るから。」
そう言って、部屋から出ていった。
(あの人、いい人っぽいな。多分私の看病してくれてたんだよね?
さっき私が起き上がった時、濡れたタオルが額から落ちたし……。
あと、目が赤かったけど、こっちだと普通なのかな?)
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