1話 「死滅の森」

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──── ────── ───────── 目を開けると、白い天井が見える。 美空はベットの上で寝かせられていた。 (私、死んでない?……ここは何処なんだろう?) まだ少し怠い体を起き上がらせ、周りを見回す。 (っ!!この人誰!?) ベットに頭を乗せ寝ている、茶色の髪の男性が居る。 美空があたふたしていると、気配でその男性が起きたらしい。 「ふぁ~~~!…………ん?あ、起きたか。体の調子はどうだ?」 「えっと……、ちょっと体が怠いです……。」 そう言うと、男性が美空の額に手を伸ばしてきた。 「ん~、まだちょっと熱いな。食欲あるか?」 「少し……。」 男性がよしきたっ、のような笑顔で 「ちょっと、待っててな。今食べ物持って来るから。」 そう言って、部屋から出ていった。 (あの人、いい人っぽいな。多分私の看病してくれてたんだよね? さっき私が起き上がった時、濡れたタオルが額から落ちたし……。 あと、目が赤かったけど、こっちだと普通なのかな?)
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