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辺りを見回すと、ベットの他に机、本棚、タンス、クローゼットなんがある。
この部屋8畳位だろう。美空が地球で使っていた自室より広い。
誰かが使っていた形跡はない。
家具以外に何も物が置いていないからだ。
ベットのすぐ横には窓があり、クリーム色のカーテンが覆っている。
開けてみると
「うわっ!眩しっ!」
急いでカーテンを閉めた。
そんなことをやっていると
扉が開き、あの男性が入って来た。
「お待たせ。シチューを持って来た。」
お盆の上にシチューと水、スプーンを乗せて、渡してきた。
「ありがとうございます。」
シチューから美味しそうな匂いが、漂ってくる。
シチューを食べる前に水を飲むと……
(っ!体が生き返るような感じがする。私、こんなに喉が渇いてたんだ……。)
水を全て飲みほし、シチューを一口
「ん、おいしい!」
笑顔で美空が言うと男性は笑顔で、なら良かったと頭を撫でた。
パクパク食べ始めると
「そんなに急がなくても。まだまだ、おかわりはあるぞ。」
と苦笑しながら言った。
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