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「……まだ15歳だったのか。お前の名前はハセガワでいいのか?ミソラって方がしっくりくるんだが。」
「はい。名前はミソラです。ところでザズさん、聞きたいことって?」
ザズは少し、考えてるように黙り
「そうだな……。俺はミソラが何故森に居たのか知りたいんだが……。聞いてもいいか?」
「いいですけど、多分信じてくれませんよ?それに長くなりますけど……。」
ザズの目を真っ直ぐ見なから言った。
あの赤い目も美空の事を真っ直ぐ見ている。美空は何故か、目を反らしちゃいけない気がした。
「…………嘘は話さないだろ?それにお前の目をみてりゃ、分かるよ。長くなるのは構わない。」
「……そうですか。私は…………」
美空は意を決して話し出した。
こことは違う世界に居たこと。
オロという、ドジでバカでアホな天使のせいで死んだこと。
その上司で上位の天使、ミカエルに会ったこと。
オロに質のいい膨大の魔力などを付けてもらったこと。
オロの事を話しているとき、ザズの顔は驚いていた。
……………………………………………………それにオロに頼んだ、お願いについて。
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