1話 「死滅の森」

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「……まだ15歳だったのか。お前の名前はハセガワでいいのか?ミソラって方がしっくりくるんだが。」 「はい。名前はミソラです。ところでザズさん、聞きたいことって?」 ザズは少し、考えてるように黙り 「そうだな……。俺はミソラが何故森に居たのか知りたいんだが……。聞いてもいいか?」 「いいですけど、多分信じてくれませんよ?それに長くなりますけど……。」 ザズの目を真っ直ぐ見なから言った。 あの赤い目も美空の事を真っ直ぐ見ている。美空は何故か、目を反らしちゃいけない気がした。 「…………嘘は話さないだろ?それにお前の目をみてりゃ、分かるよ。長くなるのは構わない。」 「……そうですか。私は…………」 美空は意を決して話し出した。 こことは違う世界に居たこと。 オロという、ドジでバカでアホな天使のせいで死んだこと。 その上司で上位の天使、ミカエルに会ったこと。 オロに質のいい膨大の魔力などを付けてもらったこと。 オロの事を話しているとき、ザズの顔は驚いていた。 ……………………………………………………それにオロに頼んだ、お願いについて。
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