54人が本棚に入れています
本棚に追加
美空は少しスッキリしたようだ。
すると美空の体が、ふらっと傾いた。
「おっと。大丈夫か?ミソラは熱があるんだから、まだ寝とけ。」
いつの間にか近くに来たザズが、体を支えてくれた。
そして美空をお姫様抱っこをし、ベットに寝かせた。
(うわ~、お姫様抱っことか初めて。いくらお父さん世代でも、恥ずかしい。)
「あ、ありがとうございます。」
「おう。それに2日間も寝込んでたんだ。ふらついて当たり前だ。」
「え!?2日間も!?というか、何で熱が出たんだろう。」
まだ正座をしているのが説明し始めた。
「あの~、それは美空さんに与えた能力が大き過ぎて、体に負荷がきたんだと思います。それで熱が出たんだと。」
「そうなんだ。だったら、能力をくれた時言ってくれたら良かったのに。」
オロはまた土下座して、ごめんなさいと言い出した。
「もういいよ。これ以上オロのボロが出ちゃうと、本当にミカエルに連絡しちゃいそう。だから、もう帰っていいよ。いいですか、ザズさん?」
「おう。いいぞ。それじゃあな、オロ。」
本当にごめんなさい!と声が聞こえながら、光に包まれ消えていった。
最初のコメントを投稿しよう!