1話 「死滅の森」

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「俺の使い魔が、本当にごめんな。」 ザズがすまなそうな顔をしていたで 「いえ。ザズさんのせいじゃないですよ。それにザズさんは、私の命の恩人です。助けて頂きありがとうございます。」 ホッとした顔になった。 「あの、今度は私が質問してもいいですか?」 いいと言ってくれたので、気になった事を聞いてみた。 まずは今の服装について。明らかに、男性もののシャツを着ている。 「あの、この着替えは誰が?」 「俺だ。…………安心しろ。俺は妻をずっと愛している。」 美空が顔をひきつらせていたので、フォローらしきものを入れてくれた。 (そういう問題じゃないんだけどな……。だったら奥さんがしてくれたら良かったんじゃないのかな……?) 「あの、奥さんは?」 「5年前に戦争で死んだよ。娘もな……。」 (聞いちゃけないこと、聞いちゃった。) 「……ごめんなさい。」 「いや、暗くなっちゃったな。ごめんな。」 そういって、頭をポンポンした。 「まだ質問あるか?答えられることなら、なんだって答えるぞ。」 そして、美空は色々な質問をし始めた。 (オロにこっちの知識を貰っとけば良かったかな?でも、生活しなから色んな事知りたかったし、いっか!)
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