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「俺の使い魔が、本当にごめんな。」
ザズがすまなそうな顔をしていたで
「いえ。ザズさんのせいじゃないですよ。それにザズさんは、私の命の恩人です。助けて頂きありがとうございます。」
ホッとした顔になった。
「あの、今度は私が質問してもいいですか?」
いいと言ってくれたので、気になった事を聞いてみた。
まずは今の服装について。明らかに、男性もののシャツを着ている。
「あの、この着替えは誰が?」
「俺だ。…………安心しろ。俺は妻をずっと愛している。」
美空が顔をひきつらせていたので、フォローらしきものを入れてくれた。
(そういう問題じゃないんだけどな……。だったら奥さんがしてくれたら良かったんじゃないのかな……?)
「あの、奥さんは?」
「5年前に戦争で死んだよ。娘もな……。」
(聞いちゃけないこと、聞いちゃった。)
「……ごめんなさい。」
「いや、暗くなっちゃったな。ごめんな。」
そういって、頭をポンポンした。
「まだ質問あるか?答えられることなら、なんだって答えるぞ。」
そして、美空は色々な質問をし始めた。
(オロにこっちの知識を貰っとけば良かったかな?でも、生活しなから色んな事知りたかったし、いっか!)
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