2話 「新生活スタート」

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質問も終わり話が途切れ、沈黙になった。 するとザズが思いきったように、口を開いた。 「あのな、ミソラ…………一緒に暮らさないか?」 「え……ザズさん何言ってるんですか?」 突然の事に美空は困惑している。 「お前の話聞いてるとさ、知り合いが居ないだろ。それにこうなったのは、俺の使い魔が原因だからな。」 「いやいや、私はザズさんに感謝してるんですよ。命の恩人ですし。」 (確かにそう言ってくれるのは、助かるし、嬉しいけど……。けど迷惑になっちゃうのは嫌だしな。) 「ミソラの能力は、はっきり言って使い方によっては危険だ。それに俺はそこら辺の人よりは強い。だから色々教えてやれることがあると思う。…………あと、迷惑になるとか考えるなよ。これは俺の我が儘だ。」 (クスッ……俺の我が儘って。ザズさん本当にいい人だな。) 美空は決意したようで、背筋をのばし言った。 「ザズさん、これからよろしくお願いします。」 「おう!よろしくな。」 2人は笑顔だった。
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