(言うこと聞く気)ゼロの使い魔

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. 「そういえば隼人、あなたいつまでその姿でいるわけ? 何?意外と気に入ったの?」 【きゅるる(そこそこ)】 カナとかレンの頭の上で寝れるし、人型にならなければわざわざ絡まれることもないじゃん。 まあこの姿だと声が出せないのが難点だけど、それはまあ仕方ないので置いておく。 一応通訳(伊邪那美)もいるし、そんな四六時中二人に付いてるわけじゃないんだからさして困らんだろ。 「まあ戻るけど」 とはいえ流石にずっと竜の姿というのも何か人として大切なものを失ってしまいそうなので、丸まっていたカナの膝の上から飛び立ち人型に戻る。 すると、カナは一瞬残念そうな顔をしたものの俺の姿を見た瞬間パッと笑顔になった。 「竜のお兄ちゃんは可愛いけど、やっぱり人のお兄ちゃんは格好いいね」 「ありがとう、カナ。 そういえば二人とも、お昼ご飯まだだよな?」 カナの頭を一度撫でてやり、二人にそう聞くと頷いた。 そろそろ昼時でいい時間だし、なら昼食でもとろうか。 「二人とも契約で疲れただろ? よければ俺が作るけど、冷蔵庫の食材適当に使っていいか?」 「あ、うん!私も手伝うよ。 レンが好き嫌い多いし、お兄ちゃん分からないでしょ?」 好き嫌い多いのか、ならこれから食事には少し気を使うかな? 紅玉宮の住人はみんな好き嫌い少なかったしあまり気を使ったことはないけど、まあ人によって好みは違うからな、今日は二人の好みをしっかり把握することにしよう。
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