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王室に向かう途中僕は声をかけられた
「シュトラ王子!」
声の主は僕の側近のクラウス
「なにかあったのー」
僕は味気なさそうに答える
「いえ、とくには」
「じゃあ話しかけるなよ・・・」
「申し訳ございません」
クラウスは頭を下げて謝ってくる
「僕もとくに用ないから、下がって」
「かしこまりました」
そういってクラウスは僕に一礼してから反対方向へと進んでいった
そういうクラウスの態度が僕は嫌いだ
僕の事を王子だとしか見ていない
僕は一刻も早くクラウスから離れようと足を進めた
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