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きらびやかな廊下に出た僕は泣いた
赤いじゅうたんに涙がしたたり落ちた
「お母様っどうしてっ・・・」
僕の上から声が聞こえてきた
しまった、一番出会いたくない相手に出会ってしまった
「どういたしました?シュトラ王子」
クラウスだ
ったく、プライベートに踏み込んでくるなよっ
僕はいま悲しいんだ、ほおっておいてくれ
「うっうるさいっ!消えろっ!見回りでもしてこいっ!」
僕は久しぶりに人にどなった気がする
クラウスはそれを聞くとさびしそうな顔をし、元来た道を戻っていこうとしていた
「・・・姫様がお部屋で倒れておりましたので、ベットにお運びさせていただきました」
クラウスは僕にそう告げた
そしてクラウスは僕から離れて行った
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