第一章「囚人とともに」

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私は困った、私には名前なんてないのだから 「知らない・・・」 私はそう答える 「え・・・君は・・・」 シュトラはなにかいいたそうにしていたが私はそれを遮る 「本当に知らない・・・。もうでていって」 彼は後ろを向いた 「分かった・・・また来るね」 そういって部屋を出て行った 部屋は静まり返った
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