第四章~少年ハドソンと奴隷商人ドグラー~

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帰って来た村人2「いやいや、この村もすっかり元に戻ったねぇ。これもハドソンさんのお陰だねぇ。」 ハドソン「有り難う。」 ウエストサイドにて。 町の人「此処は、ラルゴ牛で有名な町、ウエストサイドだよ。この町の東にシェルドラド最大の都市、ドラドシティーがあるんだけど、先日の大津波でドラドシティーへの橋が壊れて今は、こっちから行けないんだ。」 ハドソン「こっちは駄目かぁ……。」 町の娘「西の入り江には、海の民、シーマン族が暮らすシーマン神殿があるの。魚の様に海を泳げるなんて、素敵ね!入り江の逆、東の方には開拓中の土地が売りに出てるわ。私もお金があったら、自分の町を好きな様に建ててみたいな。」 しばらく町の中を歩くと…… マゴー「待って居たぞ~!マギー!!」 マギー「何じゃい。誰かと思えばマゴーじゃないか。つまらんのォ。」 マゴー「な、何だとぉ!?」 マギー「相変わらず短足じゃのォ……」 マゴー「今の内に何でも言っとけ!直ぐにわしに負けて、吠え面をかくんじゃ!」 マギー「やれやれ。進歩の無い奴じゃ。こんな訳じゃ。少し時間をおくれ。」
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