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私には二人、好きな人がいる。
瑞希君と駿。
どちらも甲乙付けがたい程のイケメンであり、夏休みの間に二人との距離は自分でもビックリするくらい近付いた。
特に駿。
あのキスはずるい。
私の承諾もなしにいきなりキスするなんて、ドキドキしないはずない。
けれど一人になって考えてみると嫌な事を考えてしまう。
駿は色んな女の人と繋がってるし、ああいう事にはきっと慣れてるはず。
あれはもしかしたら駿の計算なのかもしれない。
好きだとか軽く口に出してその気にさせて、私の体を求めているだけなのかも。
本当の事はわからないけど、私は駿の普段とは違う一面を度々目撃している。
あの夜と、海の砂浜での瑞希君の話題の時。
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