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鬼灯様が白澤さんのところへ薬をとりに行ってくると言って数十分…
「…遅いなぁ」
遅い。何してるんだろう。
明らかに遅い。またあの白豚がやったんだろうか
あ、やっときた…でもなんで桃太郎くんとめちゃくちゃ機嫌悪そうな白澤さんと
…白澤さんに担がれてる鬼灯様がいるんだろう
「ああぁぁぁあ!?鬼灯様ぁぁぁ?!!」
「落ち着いてください杏樹さんんん!!」
「桃太郎くん何があったんの?!」
「日本語おかしいです!!とりあえず落ち着いてください!」
「鬼灯様!鬼灯さ…」
鬼灯様が顔を上げて言葉を発した
「やー杏樹ちゃん♪今日も可愛いねー今夜どう?」
「…あ″?」
誰だこいつ
思ったより低い声がでてしまったじゃないか
この声しかも白豚のじゃないか
「ニコニコしている鬼灯様なんてちょっときゅんきゅんしたじゃないですか!」
「杏樹さん…女の子が見上げて「あ″?」なんていうもんじゃないですよ。まずは白豚。戻ったらまた落としてあげますから覚悟してください」
今度は白澤さんの口から鬼灯様の声が…ああ…
「やーだね!そう何回もくらうもんか!べー!」
分かってしまった…
「桃太郎くん…これはどうしたんですか?」
ニコォォ…
「い、いやその…俺のミス、でして…」
そうして話し始めた…
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