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嘆かわし気にテンションを下げる綾斗先生を後にして、あたしも昇降口に向かう。
でないと、綾斗先生に赤くなってるところ、見られてしまうから。
靴を履き替えたところで、LINEにメッセージが入った。
A「今日は早く帰れるわよ(o^―^o)」
綾斗先生からだった。
「うーっす、紗綾」
「よっこ」
振り向くとスレンダーなボーイッシュスタイルの渥田陽子が居た。
よっこの家はちょっと特殊で、他の生徒はなかなか寄り付かない。
あるとしても、深く考えない美沙くらいなものだ。
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