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「……っ」
そして、綾斗先生に股がっている3年生の先輩。
「さ、紗綾ちゃん……っ」
綾斗先生の首に巻きついてる腕、密着して押し付けていても分かる先輩の豊満な胸。
「あ……、ごめんなさい」
慌ててドアを閉めて駆け出したあたしは、どこをどう歩いたのかわからなかった。
気がついたら、昔よく通ってた喫茶店の隅に居た。
「大丈夫か?
顔色悪いぞ」
従兄の敬ちゃんは、仕事の合間に何度か様子を見に来てくれた。
「あのオカマが何かしてきやがったのか?」
「違うよ、そんなんじゃないよ」
あまりにもの形相で拳を握ってたので、慌てて両手を振る。
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